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自然療法と心理セラピー ~本来の自分で本当に進みたい方向へ~

ひつじの木箱とは

はじめまして。「ひつじの木箱」の はが まりこ と申します。

私は薬剤師として病院や薬局で22年働いてきました。そして薬を通して患者さんと関わるうちに体の病気にも心の問題が影響していることを強く実感していました。

ひとつの例ですが、プラセボ(偽薬)でも、効果があると信じて飲むことで症状が改善してしまうこともありますが、逆にノセボ効果といって、薬に対する不安や不信感などがあることによって薬の効果の低下が起こることがあります。

こんなふうに、心の作用(信じていること)が体(薬の効果)に影響を及ぼしています。

 

心と体はつながっている、とはよく言われます。

人は誰しも自分の体調が良くないとき、人に優しくできない、イライラして当たってしまうことなどがあると思います。どうして人に優しくできないんだろう、と自分を責める前に慢性的な体調不良がないかと考えてみることも大切です。

それとは反対に、何かしら体に不調がでていて治療をしているのになかなかよくならないのは心の悩み、ストレスが身体症状にあらわれているのかもしれません。

 

心も体も、本格的な不調におちいる前に、自分自身の体にもともと備わっている自然治癒力を高めて本来の自分を取り戻していくことが大切だと思っています。

「心と体のセルフケアアドバイザー」「薬だけに頼らない薬剤師」です。

 

ひつじの木箱とは

ひつじの木箱は自然療法と心理カウンセリングを統合した、こころとからだの相談室です。

 

具体的には、

【個人セッション】

*漠然とした不安や行き詰まりを感じている *目標があるのに前に進めずに焦燥感がある *不安や怒り、悲しみなどの感情のコントロールができない *生活習慣の改善をしたい気持ちはあるのに、心がついていかず行動が伴わない、などのお悩みにカウンセリング、心理セラピー、漢方(東洋医学)による体質診断、アロマテラピーなどをその時々の判断で総合的に使いながら進めていきます。クライアントさま自身の ‟変わろうとする力” をサポートすることで、最終的には ‟心も身体も自分で守れるところは守る” セルフケアによって未病を自分で改善できるようになる、というところを目指します。

 

【ワークショップ】

心と身体の仕組み、アロマテラピーや漢方(東洋医学)を活用した心と身体の整え方を少人数のワークショップ形式で学ぶことができます。ミニアロマクラフト作りも。   ※アロマクラフト・・・アロマを使ったルームスプレーやバスソルト、ボディジェルなどを作って持ち帰れます。作るメニューはその時々で変わります。

 

※診断、薬の処方などを前提とした医療機関ではございません。

※現在は漢方薬、一般用医薬品、サプリメントの販売は行っておりません。

※医学的な判断から、医療機関の受診をお勧めすることもあります。

 

メディカルアロマテラピー

メディカルアロマテラピーとは

香りによる癒し効果にくわえて、精油がもつ薬理作用などに着目し、西洋医学ではフォローしきれないメンタル面や不定愁訴などに対し、精油を用いて総合的にケアする芳香療法です。

アロマテラピーは、人間の心や身体に全体的に作用し、ホリスティック(全体的に)働きかけて、人間が本来もっている自然治癒力を引き出していく自然療法です。

精油(エッセンシャルオイル)

アロマテラピーに使われるのが、精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれるもので、植物(花、葉、果皮、樹皮)などから抽出した天然100%の素材です。成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質で、ほとんどの場合、香りとして吸い込んだり、希釈して皮膚に塗布したりする方法で用いられます。

精油の薬理的作用

①吸入 ②皮膚への塗布 ③経粘膜、経口投与 の3つの経路から体内に吸収されることにより、以下の効果が期待できるとして、報告も増加しています。

  1. 自律神経の調整
  2. ホルモンバランスの調整
  3. 免疫系の調整
  4. 認知機能の向上
  5. 感情・情動行動の調整
  6. 鎮痛
  7. 抗炎症
  8. 抗菌

➡なぜメディカルアロマセラピーは心と身体に効果があるの?

東洋医学

未病

東洋医学には‟未病”という概念があります。

未病とは、自覚症状はあるが、検査では異常がないといわれる状態、健康と病気の間の状態を指します。また、病院にいくほどではないなんとなくの不調、冷えやむくみ、胃腸の不調、肩こり、頭痛、朝起きにくいなどの自覚症状がある状態です。放っておくと、病気に進行するおそれがあります。

東洋医学における未病の治療

西洋医学が「病気を診る」のに対し、東洋医学は「人を診る」という点に違いがあります。

例えばお腹の痛みがある場合、西洋医学的にはお腹の状態を診てお腹に異常があるとして、その部位に対する治療をします。

東洋医学では「人体をひとつの有機体として捉える」ので、どこか身体の一部に異常があるとみるのではなく、全身のバランスの乱れもみます。全体的な心と身体のバランスの乱れから腹痛が引き起こされると考えるので、その状態を改善することが大切だからです。

東洋医学では未病も治療が必要と考えます。

「ひつじの木箱」では、未病を治すために、東洋医学における体質診断をして、不調や症状を引き起こす心身の状態を見極め、自分でできる「薬膳(食養生)」や体質改善のための生活習慣についてのアドバイスをします。

薬膳とは

東洋医学では「薬食同源」という考え方があり、薬と食べ物は同じ健康を守る源であるという意味をもちます。

薬膳とはその理論をもとに美肌、老化防止、疾患の予防や治療、体質改善を目的として季節、体質、症状に合わせた食べ物や生薬を用いて作られた食事のことです。

 

「ひつじの木箱」の名前の由来

サン=テグジュペリの「星の王子さま」。

私も大好きな物語です。そのなかにこんなエピソードがあります。

飛行士の「僕」は、砂漠で出会ったばかりの王子さまに「ヒツジの絵を描いて」とお願いされます。けれど、王子さまのお気に召す絵がなかなかなくて、何度も描きなおしをさせられます。そのうち面倒になって、「僕」は木箱の絵を描き、「きみがほしがっているヒツジは、この中にいるよ」と言い渡した瞬間、王子さまの顔はぱっと明るくなって、

「これだよ、ぼくのほしかったのは!」

「そんなにちいさいヒツジじゃないね・・あれ!寝ちゃった・・」

と、こんなシーンがあるのですが、

木箱のなかのヒツジは目に見えないんだけど、王子様には自分のほしいヒツジのイメージがちゃんとあるんですね。

 

  • 自分の望むもの
  • 自分が本当にやりたいこと
  • 進みたい方向

 

仕事や家事、目の前につぎつぎにやってくる片付けなければならないこと。普段の忙しい生活の中では、改めて自分と向き合う機会は少ないのかもしれません。自分としっかり向き合う機会が訪れるのは、「病気になったとき」「死が目前に迫ってきたとき」だったり、または、なんということもない日常のなかで、ふと空虚感を感じたときだったりするのかもしれません。

 

「自分の本当にやりたかったことって何だろう?」

「人生の最後の時間を迎えたとき、あれをやっておけばよかったと後悔するとしたらどんなことだろう?」

 

NLPという心理学

NLP(神経言語プログラミング)という心理学は、脳の仕組みを知って、潜在意識にアプローチすることにより心の奥底で感じている本当の望みを正確に知ることと、その望みを実現させるための手法を身につけるための実践的な心理学です。

その他にもNLPには、*柔軟性が身に付き、不安やストレスを軽くすることができる *行動力が高まる、自信が深まる *他人、自分とのコミュニケーション力が高まるなど、今よりもっと人生を楽しんで、生きやすくなるための様々なスキルがあります。

そのため、現在では心理療法だけでなくコーチングなどと組み合わせて、スポーツやビジネス、教育、健康の分野など様々なシーンで活用されています。

自分自身で気づいていなかった本来の自分を発見をしていくのはつらいこともあります。見たくなかった自己から目をそらさず、見つめていくことには勇気も必要です。しかし、それを乗り越えて自分への理解が深まると現実の見え方も変わり、問題が起きても解決のための選択肢が増え、困難を乗り越えていくことが今までより容易になるのです。

 

幼いころの心の傷

世界の捉え方、現実の見え方

「問題の原因は起きた出来事ではなく、その出来事の捉え方、つまり認知(考え・思考・イメージ)によって生じる」という考え方があります。

自分の勝手な思い込み、不合理な信念、自己イメージなどの歪んだフィルターを通して見ると現実が歪んで見えてしまいます。

歪んだフィルターを作っている考え方には、「~しなければならない」「~するべき」「私には~できない」「私には価値がない」などがあります。これらは自分の行動や思考に制限をかけてしまうので、制限のビリーフと言ったりもします。

そして歪んだフィルターを通して現実を見ていることに気づかないことも多いです。あまりに自然に一体化しすぎて、かけていることを忘れてしまうメガネのように。

なぜ制限となるビリーフができるのか?

ビリーフとは思い込み、信じていることやもの、私たちが世界はこうであると信じていることです。自分自身や他人、自分の周りの世界に対する判断の基準となっています。

誰しも、力を与えてくれる「ポジティブなビリーフ」行動や思考に制限をかけるような「ネガティブなビリーフ」を持っています。

私たちは幼いころに見たり、聞いたり、体験したことによって、自分の中にルールを作っています。幼い子どもは生きていくために、両親、養育者、先生などの絶対的な存在である大人に捨てられないよう必死にいろいろなものを自分に取り入れていきます。その大人たちが威圧的、批判的であったり、お前はダメな奴だなどの否定的であった場合はとくに制限となるビリーフが作られていきます。

幼いころに傷ついた自分は、幼いころの見方で一生懸命に対処してきた結果、大人になった今、思うようにいかない現実が起こっていると考えられます。

無意識のプログラムに気づくこと

幼いころは、傷つかないように必死で考えた痛みを避けるパターンを使って懸命に生きてきました。かつてはそれが生きるために役立っていました。

そのやり方を何度も繰り返すことによって、無意識のなかにプログラミングされていて思考・感情・行動を生み出しています。

それが大人になった今ではふさわしくないものでも・・・

心には意識と無意識がありますが、そのうち90%以上を無意識の力が占めます。無意識のなかに組み込まれている幼いころのパターンによって勝手に制限のブレーキがかかってしまい、意識で何とかしようと思っても難しいのです。1人対9人で綱引きをやるようなものです。

影響力の大きいネガティブなビリーフは無意識の領域にあり、日常的な思考や行動、人生経験全般に大きな影響を及ぼしています。

無意識で行っていることは自分自身ではなかなか気づきにくいですが、気づくことが行動を変え、現実を変える第一歩です。

ビリーフの変容

心理的な技法によって無意識にアプローチし、心を癒すだけではなく、自分に制限をかけていた無意識のプログラミングをはずしていくなかで、選択肢や新たな可能性が生まれ、行動が変わるようにしていきます。

あなたにとってもう手放してもよいと思える古いビリーフはどんなものでしょうか?

たまねぎの皮をはぐように一枚一枚、古いビリーフをはがしていった結果、中から現れるのは思い込みやとらわれから自由になった本来のあなた自身であるのかもしれません。

 

大切な星は誰の心の中にもあるのです。

—いちばんたいせつなことは、目に見えない。心で探さなくちゃ。

(サン=テグジュペリ 「星の王子さま」より)

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